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食品業界ニュース

秋果実は台風が左右

全国農業新聞
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 7月の長引く曇雨天から、8月は一転して猛暑が続き、一部地域を除いて干ばつ傾向となった。極端な天候変動により作柄安定せず、産地廃棄となる品目も多く見受けられた。
 8月の東京都中央卸売市場の国産果実は、開市日数が前年比で1日少ないこともあり、入荷量約2万5000d(前年比79%)と減少幅が目立った。過去5カ年同月の比較では入荷量は最小、月計価格605円(同133%)は最高値を呈し、品薄高の傾向が顕著であった。主力品目のうち幸水は関東産・九州産ともに少なく、前年の7割。桃は8月の主産地福島産が入荷停滞。スイカ類は主力山形産が豪雨被害で大幅減少する中、残暑で引き合い強く、価格264円は前年比5割高と高騰した。ブドウ類では黒系品種は減少したが、シャインマスカットは生産増の流れにあり、ブドウ類総体では入荷前年並み。高値続きだったリンゴ類は8月中旬より長野産の新物中心に切り替わり、月計入荷量も1割減に落ち着き、相場も下げの展開となった。8月下旬から入荷本格化する栗類は加工需要が振るわず、市場向け流通量が急増し価格は3割安になるなど、品薄高の動きの中も価格安定や下げの場面も見られるようになった。
 これから秋果実のシーズン到来とともに台風情報が最も気になるところだ。