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食品業界ニュース

多様な販路に突破口

農業共済新聞
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 新型コロナウイルスの影響により、外食産業は苦境が続く。
 テークアウト需要による回復傾向もみられたが、感染の再拡大により、レストランなどは下落傾向に逆戻りしている。
 冬場にかけて感染拡大も懸念される中、外食関連企業や農家では、販路の多様化でリスクを分散する動きが出ている。
●多様な販路に突破口
 日本フードサービス協会によると、7月の外食産業(同協会加盟社)の売り上げは、前年比85.0%となった。月前半は店内飲食に回復傾向がみられたものの、中旬以降は感染の再拡大や西日本を中心とした天候不順などが影響し、再び客足が遠のいた。
 業態別では、ファストフード業態のテークアウトやデリバリーなどが巣ごもり需要を背景に好調で、前年同月比96.4%となった。ただ、ファミリーレストラン業態は同77.4%、飲酒を伴うパブ・居酒屋業態では前年比で約半減と、苦しい状況が続いている。
 外食産業の売り上げ減少は、業務用の国産農産物の滞留を招いている。外食用食材の卸売業者などで組織する日本外食品流通協会の中村祥典専務理事は「外食企業のみと取引している企業の中には、大きな影響が出ているところもある」と話す。ただ、加盟企業には、販路確保の新たな動きもみられるという。