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トウモロコシサイレージの収穫調製

農業いばらき
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 飼料用トウモロコシは、エネルギー価が高い自給飼料として県内各地で栽培されています。しかし、収穫調製に失敗すると飼料価値の低い飼料となってしまいます。そこで今月は、飼料用トウモロコシが高品質サイレージとなる収穫調製のポイントを紹介します。

●収穫適期
 トウモロコシは黄熟期に達した時に栄養収量(TDN収量)が高く、サイレージの乳酸発酵に適した水分率約70%程度となり、収穫適期となります。
収穫時期が、乳熟期では水分が高いため排汁による栄養成分の損失を招いてしまいます。また刈り遅れて完熟期になると子実が固くなり、牛に給与しても栄養消化率が低くなります。さらに水分が低いので乳酸発酵がすすみません。
 収穫時期の判定では、トウモロコシ子実を輪切りにしたときに、ミルクラインが子実粒の先端から約1/3〜1/2の位置に見られる時が黄熟期の目安となります。
 また、子実の表面を爪で強く押した時に凹むくらいの時も、黄熟期の目安です。なお、収穫にあたっては、雑草や土砂を混入させないよう注意します。
●サイレージ調製時のポイント
 トウモロコシを収穫して細断する際に、切断長は約1〜1.5pくらいが理想です。収穫機械の中のカッターの刃を研ぐなどして、シャープに切れるように調整しておきます。
 詰めこむ前には踏圧をしっかり行い、サイレージの密度を高め、空気を抜き速やかに密封します。
●熱中症に注意
 県内ではトウモロコシの収穫は8〜9月の高温時に行うことが多いので、作業時には休憩をこまめにとり、十分な水分を取るように心がけてください。