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そばの播種

農業いばらき
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 本県産の「常􀽮秋そば」は粒揃いや品質が良く、香り・甘味に優れるそばとして、そば職人などの実需者から高い評価を受けています。適切な管理を行い、高評価に応えられる高品質な「常陸秋そば」生産に努めましょう。

 畑の準備
 そばは湿害にとても弱い作物です。特に出芽時に影響を受けやすく、この時期に甫場に水がたまるような降雨があると、出芽率が大きく低下します。輪換畑など湿害の発生しやすい畑に作付けする場合は、心土破砕や弾丸暗渠による透水性の向上に加え、明渠による表面水の排水を行いましょう。
 土壌酸土(㏗)は、中性に近い5.5〜6.0を好むため、酸性土壌では石灰などを施用して矯正しましょう。
 そばは、やせ地でも生育する作物ですが、高品質なそばを安定生産するためには、適正な肥培管理が必要です。土壌改良資材や堆肥の投入、緑肥作物の導入、輪作の実施により土づくりを進めましょう。10a当たりの基肥施肥量は、窒素2s、リン酸3s、カリ4sです。全量を基肥として施用し、圃場の地力により基肥の有無、追肥の施用を調整します。追肥を行う場合、着蕾期(播種後約17日間)〜開花期までに、窒素成分で10a当たり2s施用します。

 種子更新で高品質な常陸秋そばの維持
 そばは、昆虫が媒介して受粉する他家受粉作物であるため、自然交雑による品質が変化しやすい作物です。「常陸秋そば」以外の品種を栽培すると、近隣の「常陸秋そば」の品質低下につながる可能性があることから、県内では「常陸秋そば」を作付けするようにしましょう。
 また、自家採種を続けると収量・品質などが低下してしまうため、種子更新により「常陸秋そば」の優れた特性と高い品質を維持しましょう。

 適期播種
 初霜の70〜80日前の時期で、5日間程度と短く、地域ごとに異なります。
 適期前では生育過剰による倒伏が、適期を過ぎると、生育量不足や成熟期前の降霜による減収、品質の低下が懸念されるため、適期種播に努めましょう。
 出芽時の過湿は出芽を著しく低下させるため、播種直後にかなりの降雨が予想される場合には播種を避けましょう。やむを得ず、早播きする場合は、播種量や施肥量を減らしましょう。
 遅播きする場合は、播種量を増やし、畦間を広めて生育量を確保しましょう。
土壌が乾燥している場合は、覆土後に鎮圧を行うことで苗立を向上できます。