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農水省 78万dの見込み

農業共済新聞
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 農林水産省は12日、温州ミカンの2020年産の予想生産量を78万d・前年実績比で約4%増になると発表した。19年産が自然災害の影響で生産量が伸びなかったことや、産地によるばらつきはあるものの、全国的には十分な着花量が確保されているとしている。
 19年産までの適正生産量に代え、新たな指標として「予想生産量」を設けた。早生温州、普通温州と出荷期別に数値を示して需要に応じた生産を促す(表参照)。過剰生産の解消を目的とした適正生産量の公表は廃止する。
 近年の消費者の嗜好(しこう)を踏まえて同省は、高品質果実の安定生産・出荷を実現する取り組み推進に力を入れる。生産面では、きめ細かい結実管理による品質向上策の推進や適正着果量の確保などを産地と生産者に呼び掛ける。出荷面では、出荷期が集中しない品種構成の検討や需要と供給のマッチングのほか、加工原料仕向け果実の長期安定取引契約の推進、輸出への取り組みなども挙げた。
 ◎生産基盤の強化へ
 4月末に策定、公表した「果樹農業の振興を図るための基本方針」では、経営規模の大小や中山間地域といった条件にかかわらず、生産基盤を強化することが明記されている。省力樹形や機械作業体系などの導入による労働生産性の抜本的向上、園地の次世代への円滑な経営継承などの促進が急務とし、今後も需要に応じた優良品目・品種への転換を一層推進する。