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3月〜5月に出荷「春キャベツ」

全国農業新聞
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 キャベツは周年出回っているためあまり旬を感じないが、季節ごとに春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツ(寒玉)がありそれぞれ多く出回る時期がある。今回は3月〜5月に出荷される春キャベツを紹介する。
 現在は、愛知、千葉、神奈川が中心の出荷で、ほとんどが春系のキャベツである。金系201という品種で、春系の中でも特に柔らかいとされている。
 5月になると東北でも収穫時期を迎える。キャベツは季節ごとに味や性質が微妙に変化するのも魅力の一つ。春キャベツの特徴は何と言っても、巻き方がふんわりしていて葉が柔らかいこと。色も中心部まで緑というよりも黄緑色でみずみずしい。寒玉と糖度の差はないものの、口当たりが良いせいか甘く感じられる。
 栄養素では、ビタミンCは肌の調子を整える働きや、抗酸化作用により風邪やがんなどの予防効果があるとされている。骨を丈夫にして健康を維持するカルシウムも含まれている。キャベジンとも呼ばれるビタミンUが含まれていて、胃の粘膜を修復したり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防したりする効果があるとされているため、疲れた胃にはぴったり。ビタミンCもビタミンUも熱に弱いため、柔らかく生でも食べやすいサラダなどがおすすめ。
 軸(芯)は細いものを選び、巻きがゆったりとして軽いものがよい。柔らかいがゆえに、すぐにしなびてしまうため、なるべく一度に使い切るのがおすすめ。少しずつ使う場合は、外側の葉からはぎ取って使うようにすると、水分の蒸発を防ぐことができる。生産者からは、切り方のポイントを教えてもらった。繊維に沿って切ると、歯応えが残るので浅漬けに向く。繊維に対して直角に切ると、口当たりが柔らかくなるのでサラダに向くそうだ。春にしか食べられない、柔らかい食感をぜひ味わってもらいたい。