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農産物の輸出目標届かず

農業共済新聞
写真はイメージです。記事とは関係ありません。
 農林水産省は7日、2019年の農林水産物・食品の輸出金額(速報値)が前年産比0.6%増の9121億円になったと発表した=グラフ。7年連続で前年を上回り、過去最高を更新したものの、伸び率は大幅に鈍化。19年に1兆円に引き上げるとした政府目標は未達となった。対策のてこ入れへ、政府は農産物輸出促進法に基づき今年4月に設置する「農林水産物・食品輸出本部」を司令塔に、輸出相手国との規制協議など取り組みを強化する。
 19年の輸出額の内訳は、農産物が3.8%増の5877億円で、林産物は1.4%減の371億円。サバなどが不漁となった水産物は、5.2%減の2873億円と大きく落ち込んだ。
 農産物では、畜産物が19.8%増の534億円に拡大。牛肉は20.0%増の297億円、牛乳・乳製品は20.5%増の184億円となった。米も23.0%増の46億円に伸びた。
 青果物は2.0%増と前年を上回ったものの、イチゴが16.7%減の21億円に減少。その他農産物では、タバコ、緑茶が前年割れとなり、花きは20.8%減の102億円と、大きく落ち込んだ。
 このほか、加工食品は5.5%増の3271億円に拡大し、うち日本酒が5.3%増の234億円に伸びた。
 輸出先国・地域では、香港が2037億円で最も多く、中国1537億円、米国1238億円、台湾904億円、韓国501億円と続く。前年との比較では、中国が14.9%増加する一方、関係が悪化している韓国は21.0%減少した。